2006年01月07日

パブリックコメントへの提出意見(5)

●二次的著作の実態把握について

今回の意見募集にはそぐわないかと考えられるが、一件、著作権についての意見も付記させていただく。
(1)でもあげているように、現在の知的財産、特に著作物の活用では、著作物の二次的利用が多くあると考えられており、実際に二次的利用が多く見られるが、実際にどの程度二次的な利用がなされているのかについては、具体的なデータが存在しない。また、二次的利用に際して、どの程度のコスト――二次使用料だけでなく著作者の特定や交渉にかかるコストも含む――がかかり、そのコストがどの程度創作にマイナスの影響を与えているのかということについても判然としない。
情報通信政策研究所の「メディア・ソフトの制作及び流通の実態」においても、「素材利用については、データ把握のための枠組みが存在しないケースが多く、ソフト流通量や販売額を特定することは困難である」ということから、参考データとしてあげられているにすぎない。しかし、現在のインターネットのコンテンツやリミックス音楽の市場、同人誌市場などの状況を見るに、潜在的違法状態にあるものも含め、多くの二次的著作物が作成され、流通されているものと推定される。

まず、この二次的利用の実態について詳細な調査を行い、実態把握を行うべきである。その際、単純に違法であるとして摘発するのではなく、それを容認する制度を創設することによってコンテンツの増大を図ることとのバランスを考えて行うべきであろう。
また、二次的利用を行いやすくすることによって、権利侵害状態が解消するということも多く存在するはずであり、その考察も必要である。

以上。
posted by grigori at 15:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 記事
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